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2016年7月25日 (月)

人気アニメセル画展で「サザエさん」や「ドラえもん」、「レオ」と再会…

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 「松本令士の世界展」(岡山天満屋、~8月1日)と同時開催の「人気アニメセル画展」に立ち寄りました。

 あれれ、これはこれは懐かしい。

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 おっ、「サザエさん」だ!

 長谷川町子さんの作品です。

 なんと、このセル画は75,600円だそうです。

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 「ドラえもん」がいる!

 藤子不二雄さんですなあ。

 このセル画は108,000円です。

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 おお、かわいい! レオです。

 「ジャングル大帝レオ」

 わが輩の心の中には、まだこんなかわいさが残っているってことでしょうか。手塚治虫さんの作品は大好きです。

 このセル画は270,000円です。

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 あれれ、主人公への関心はさることながらセル画の値段の方へ関心が向くなんて、わが輩は”子ども”ではなくてもう”おとな”なんですな。いえいえ、もう、超熟年ですがな。

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2016年7月24日 (日)

松本令士作品「宇宙戦艦ヤマト」に魅せられて…

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 いい歳をして「宇宙戦艦ヤマト」に惹かれるなんてと思いながら、『松本令士の世界展』会場に入ってしまいました。

 アニメ界の巨匠・松本令士作品が夢とロマンをのせて岡山天満屋7階催場(~8月1日)へやってきたのです。

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 ♪さらば地球よ 旅立つ船は

  宇宙戦艦ヤマト

  宇宙の彼方 イスカンダルへ

  運命を背負い 今とび立つ

  必ずここへ 帰って来ると

  手をふる人に 笑顔で答え

  銀河をはなれ

  イスカンダルへ

  はるばるのぞむ

  宇宙戦艦ヤマト

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 宇宙戦艦ヤマトのメロディーが流れます。郷愁を誘われます。

 松本さんの直筆書画の販売があります。何なに、展示品には値段がついているって? へえっ、イラストサイン入りの版画『帰還』は27万円です。

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 喜寿を記念して限定特別販売される直筆書画は37万8千円です。

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 あれれ、夏休みだというのに子どもの姿はありません。中高年のおとなばかりとはこれ如何に?

 ああ、そうか、宇宙戦艦ヤマトの世代はもう”おとな”になってしまっているんですね。

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2016年7月 5日 (火)

アジサイ(紫陽花)に”幾歳月”を重ねる発想 万葉集の橘諸江の歌に…

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 あれれ、万葉集にはアジサイを詠んだ歌があります。橘諸江(たちばなのもろえ)の歌です。

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 安治佐為の八重咲く如く弥つ代にも

 いませわが背子見つつ偲ばむ

            橘諸江

  ※安治佐為=あじさい

  ※弥つ代=やつよ

  ※背子=せこ

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 橘諸江(684~757)は奈良時代の皇族・公卿です。

 アジサイが彩りを変えて次々と咲くように幾年月もお元気でいらっしゃってください、あなた。アジサイを見るたびにあなたをお偲びいたします。

 こんな意味の歌なんですが、そのアジサイというのは今のように手まりのような花(ヨーロッパから逆輸入された花)ではなかったようです。いわゆる日本原産のガクアジサイです。周辺に花びらが並ぶタイプのアジサイです。したがって、「八重」を花びらが重なっているようにイメージするのではなくて、”次々と”というふうに解釈しました。

 それにしてもアジサイに”幾歳月”を重ねるなんて、ちょっと思いつかない発想ですね。

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2016年5月11日 (水)

虎が吠える!迫力満点の「龍虎図屏風」(重要文化財)と対面… 京都国立博物館で「禅~The Art of ZEN」

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 口を大きく開けて牙(きば)をむき出しにした虎を眼前にして思わず後ずさりしそうになりました。重要文化財『龍虎図屏風』(六曲一双)のうちの虎図に対面したときの第一印象です。

 迫力があり過ぎます。噛まれたらひとたまりもありません。牙が鋭いです。

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 京都国立博物館(京都市東山区茶屋町)で開催されている「禅 ~心をかたちに~ The Art of ZEN / From Mind to Form」第五章:禅文化の広がりに展示されている名画です。京狩野の祖である狩野山楽の筆です。右側の屏風が「龍」、左側が「虎」です。それぞれが177.5㎝✕356.5㎝の大作です。左隻には二匹一対の虎が配されています。雄と雌です。中央に描かれた雄虎は牙をむき出しにして右隻の龍をにらみつけています。

 おっとっと、プロ野球の阪神タイガースが中日ドラゴンズににらみをきかせているようだと? いえいえ、今の金本阪神はまだ若手が小手試しをしている最中で、そのうちにこの名画のような場面が実現するはずです。

 これこれ、脱線するんじゃありませんよ。どうしてまた、「龍虎図屏風」なんかが展示されているんでしょうか。それは、禅宗ゆかりのお寺、妙心寺(京都市右京区花園妙心寺町)がこの六曲一双屏風を所蔵しているからなんです。臨済宗妙心寺派の大本山です。現在は、保存上の観点などから京都国立博物館に委託されています。

 紙本金地着色の大作です。虎のしなやかな体の曲線が動的です。顔はどう猛で恐怖感をあおります。まあ、時にはこんな境地を味わってみることも肝心なのでしょうね。

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 禅の真髄、名宝の数々を展示した臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念展は5月22日(日)までです。一般観覧料1500円です。

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2016年5月10日 (火)

京都国立博物館で”見て感じる禅問答”を… 「禅~心をかたちに~The Art of ZEN / From Mind to Form」

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 達磨(だるま)の”目”に引かれます。その奥深さは何を意味しているのでしょうか。

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 京都国立博物館(京都市東山区茶屋町)で「禅~心をかたちに~The Art of ZEN / From Mind to Form」が開催されています。臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念の催しです。その入場券にデザインされている達磨(冒頭画像)には独特の魅力があります。白隠禅師が80歳を過ぎてから描いた「達磨像」、通称「朱達磨」です。「半身達磨」です。入場券などからは想像することは難しいですが、縦2m近くもある大作です。背景が墨で黒く塗りつぶされていますので朱の衣を着た達磨が浮かび上がっています。萬壽寺(大分県大分市金池町)の所蔵です。

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 えっ、今はその達磨の顔にはお目にかかれないって? 展覧会は4月12日から始まっているのですが、この「達磨像」は5月1日までの前期展示だったのです。あ、そうそう、リーフレットの4ページには大きな画像が載っています。じっと、にらめっこをしましょうか。いえいえ、禅問答です。あ、そうそう、後期展示では清見寺(静岡市清水区)所蔵の「達磨像」にお目にかかれます。もちろん白隠禅師の筆です。会期は5月22日までです。京都国立博物館で一般観覧料1500円です。

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 展示会場を概観してみます。

◇第一章:禅宗の成立

 0重要文化財「達磨座像」が圧巻です。

 ※5月9日のブログで取り上げました。

◇第二章:臨済禅の導入と展開

 0重要文化財「一休宗純像」

 0「足利義満座像」

◇第三章:戦国武将と近世の高僧

 0「織田信長像」

◇第四章:禅の仏たち

◇第五章:禅文化の広がり

 0重要文化財「龍虎図屏風」

 ※次回のブログで取り上げます。

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 まあ、ひたすら眺めるだけです。邪念を抱かないでね。ひょっとすると、これが”見て感じる禅問答”かも知れません。

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2016年5月 9日 (月)

”だるまさん”と対面! 重要文化財「達磨座像」が京都国立博物館の「禅~The Art of ZEN / From Mind to Form」で…

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 ”だるま”(達磨)といえば思い出すのが…

 「だるまさん」「だるまさんがころんだ」「おきあがりこぼし」などです。何かしら身近に感じられます。親しみがあります。

 では、”禅宗”といえば何を思い出すでしょうか。”禅”がつくので「禅」? 禅の教え?

 おっとっと、ちょっと待って! 達磨(だるま)と禅宗とは別々なものではなくて密接な関係があります。達磨は禅宗の初祖なのです。

 それがそっくりそのまま具現化されているのが京都国立博物館(京都市東山区茶屋町)に展示されている「達磨座像」です。冒頭の画像は鎌倉時代の作で、円福寺(京都府八幡市八幡福禄谷、臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺の末寺)の所蔵です。もちろん国の重要文化財です。

 まさにだるま・達磨です。「だるまさん」です。目を大きく見開いた気迫のある座像です。あれれ、座禅なのに目をかっと開く? おっとっと、目を開く開かないの問題ではなさそうです。禅宗の初祖・達磨の目は何を語り何を悟っているのでしょうか。

 禅宗は特定の経典を持ちません。その教えは言葉や文字によらないで、師の心から弟子の心へと以心伝心で受け継がれてきました。その修業は座禅を中心に行われているのが特色です。そういえば古武道竹内流(たけのうちりゅう)の道歌に「花ははな紅葉はもみじそのままに…以心伝心」というのがありますが、同じ心です。

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 「禅 The Art of ZEN From Mind to Form」の展示期間は5月22日までです。一般の観覧料は1500円です。

 達磨座像と対面して「禅問答」をしてみますか。いやいや、圧倒されてそれどころではないですよ。

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2016年5月 8日 (日)

禅僧の肖像画や仏像、書画などに禅の心を… 京都国立博物館で「禅~The Art of ZEN」

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 「禅」の文字と眼光のするどい人物の姿が目に飛び込みます。冒頭の画像は京都国立博物館(京都市東山区茶屋町)で開催されている「禅~心をかたちに」(The art of ZEN from Mind to Form)のリーフレットの一部ですが、強烈に心を引きつけられます。

 この人物はひょっとすると達磨? いえいえ、そうではありません。禅宗の第二祖といわれる慧可(えか)です。もう1500年も前の中国南北朝時代のことですが、インドから渡ってきた達磨に師事した禅師です。

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 慧可の画像だけを切り抜いてみますと、あれれ、座禅をしている姿がくっきりと浮かび上がります。これはあの雪舟が描いた国宝『慧可断臂図』(えかだんぴず)の一部なのです。座禅を組んでいるので”だるまさん”を連想してしまいます。

 今、京都国立博物館へ行くとこの国宝にお目にかかれます。雪舟等楊筆のこの一幅は齋年寺(愛知県常滑市)が所蔵しているんですが、5月3日~22日の期間だけこの国立博物館で鑑賞できます。

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 達磨(禅宗の初祖)の教えは慧可(二祖)を経て次々と伝わりました。そして、禅宗の一派である臨済宗(りんざいしゅう)・黄檗宗(おうばくしゅう)の宗祖、臨済義玄(ぎげん)によって広められ、日本には鎌倉時代に伝来しました。今年は義玄の没後1150年にあたります。また、日本における中興の祖は白隠慧鶴ですが、この白隠禅師の没後250年です。

 京都国立博物館ではこれを記念して、禅僧の肖像画や仏像、書画、工芸などを一堂に集め、国宝約20点、重要文化財約100点を含む約220点の名宝の数々を展示しています。豪華です。

 会期は5月22日までです。観覧料は一般1500円です。

 心をかたちに! 見て感じる禅問答のチャンスです。

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2016年4月30日 (土)

牡丹といえば「牡丹灯籠」… いえ、「怪談牡丹灯籠」 ”♪カラ~ンコロン”

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 中学生の頃から「牡丹」(ボタン)と聞いただけでも怖かったんです。あの「牡丹灯籠」、いや「怪談牡丹灯籠」を連想していたんです。

 今でこそ平然と牡丹(ボタン科の常緑低木)を愛でているんですが、元々は”おんびん垂れ”なんです。それがここ数年、怖いながらも大好きな怪談と縁を切っていますので穏やかに過ごせています。

 おっとっと、ここ数日は牡丹(ボタン)を話題にしていますので、あえて、「牡丹灯籠」のあらすじに挑戦してみます。

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《怪談牡丹灯籠》

 ”♪カラ~ンコロン”

 おおっ、怖っ!

 いえいえ、最初からそうではありません。まずは何時の世にもお馴染みの男女の交わりから始まります。

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「新三郎さま」

 旗本の飯島平左衛門の娘・お露は萩原新三郎に一目惚れしてしまいました。しかしその恋は叶わないで、お露は恋い焦がれてあの世往き。乳母のお米も後を追って死んでしまいました。

 これを聞いた新三郎は念仏三昧(ねんぶつざんまい)の日々を送っていましたが、お盆の十三夜のことです。新三郎の家に、あのお露がお米に伴われて訪ねてきたのです。その手には”牡丹灯籠”が提げられていました。

 ああっ、怖っ! わが輩の背筋はもうゾクゾクしています。

 死んだと聞いていたのに乳母と一緒にお露がやってきたので新三郎はびっくり。いやいや、久しぶりの再会を喜び合いました。そして、蚊帳の中で睦み合いました。

 それを覗き見していたのが下男の伴蔵。蛍の飛び交う蚊帳の中をじっと見れば、新三郎が抱いているのは何と骸骨。ひえ~っ!

 この続きはもう止めにします。

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 おっとっと、結婚当初にこの怪談を思い出して怖かったことがあります。ひょっとすると…。しかし、だんだんと薄れてきたのは確かです。よくもまあこんなでたらめな話をでっち上げたもんだと思うようになりました。

 でも、今また、何かしらゾクゾクとしてきました。この歳になって不甲斐ないですな。

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 上の写真はつぼみを牡丹灯籠に見立てて上下逆さまにしています。気を紛らすための小細工です。

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2015年4月11日 (土)

「酒は静かに飲むべかりけり」と詠んだ27歳の若山牧水の心境は?

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 白玉の歯にしみとほる秋の夜の

 酒は静かに飲むべかりけり

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 若山牧水のこの歌はあまりにも有名です。「静かに飲む」という言葉に酒の飲み方の極意が隠されているような感がします。

 おっとっと、牧水はほんとに酒の飲み方を悟っていたのでしょうか。それほど人生経験が豊かだったのでしょうか。この「白玉の…」は何歳頃に詠んだのでしょうか。

 この歌は明治44年(1911)9月に刊行された第四歌集『路上』に載っています。27歳(数え年)のときです。この年齢で「静かに飲む」という境地に至れるのでしょうか。冒頭写真は二本松峠(岡山県哲西町)の「熊谷屋」に展示してあったもので、若かりし頃の若山牧水です。

 明治40年の春、牧水が23歳のときですが、人妻園田小枝子との交際が始まります。翌年7月に早稲田大学英文科を卒業しても交際は続き、明治43年9月には恋愛の苦しみから旅に出ます。そして明治44年春、5年に及んだ小枝子との交際が終わるのです。

 同年の夏、太田喜志子と出会います。この年の9月に『路上』が出版され、「白玉の…酒は静かに飲むべかりけり」が発表されたのです。そして、翌年3月に求婚し、5月に結婚しています。

 どうですか。牧水は酒を飲みながらも、孤独の世界を彷徨っていたのではないでしょうか。自分の生き方を沈思黙考していたのかも知れません。そして新たな世界が現出するのです。

 大正14年2月に随筆集『樹木とその葉』を出版していますが、その中に「酒の讃と苦笑」という一文があります。41歳のときの随筆です。

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 私は独りして飲むことを愛する。

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 この文に続いて酒のうたが続きます。その冒頭に「白玉の…酒は静かに飲むべかりけり」が載っているのです。

 どうやら、独りで静かに飲むという姿勢は一貫しているようです。

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2015年3月 7日 (土)

若山牧水の門外不出の”おたから”が若山牧水展に… 晩年愛用の酒器

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 若山牧水が何倍にも、いや何十倍にも好きになりました。愛用の盃を見たからです。

 単なる盃でありません。最後まで愛用した品です。

 この盃は、牧水の棺の中に納められました。火の入りがよかったのか、無傷でした。それだけではありません。火葬の火をくぐった盃は、その藍色がいっそう深くなったそうです。

 冒頭の写真が愛用の酒器です。「若山牧水展」のちらしからの引用です。

 盃には青柳(あをやぎ)と蝙蝠(かはほり)が描かれています。藍色の絵模様です。「かはほり」はコウモリの古い語形で季語は夏です。

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 青柳に蝙蝠あそぶ絵模様の

 藍深きかもこの盃に

            牧水

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 牧水は愛用の盃を句にしたためています。

 この盃は牧水記念館(静岡県沼津市)に展示されています。門外不出です。この”おたから”が今回初めて岡山へお目見えしました。それこそ”特別展”です。

 今だったらこの”おたから”が拝見できます。吉備路文学館(岡山市北区南方)で開催されている特別展生誕130年「赤山牧水展」がすごいですよ。企画展「牧水と岡山」も併催されています。4月19日までです。

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