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2014年2月10日 (月)

【国造り伝説】「イザナギとイザナミの国造り」(その一) 兵庫県淡路島での聞き語り… 淡路島や四国、九州、本州のたくさんの島々が…

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 わしが住んどる建部町(岡山市北区)は、岡山市と合併するまでは東浦町(兵庫県淡路市)と姉妹縁組を結んどったんじゃけど、そのとき聞いた話なんじゃ。

 2月11日が「建国記念日」なんで、つい、「国造り」の話を思い出してのう。

 *

 昔のこっちゃ。雲の上の方に「高天原」(たかまがはら)っちゅうとこがあって、神様たちが住んどったんじゃ。

 神様たちが雲の下を見下ろしたら、下界はまだ生まれたばあで、ぜんぜん固まっちゃあおらん。どろどろしとるようで、ふわふわしとるようで、それでいて、何か新鮮で、魅力があったんじゃと。

「あそこをなんとかしょうや」

 そう思った神様たちは、二人の神様、「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」にその役割を命じたんじゃ。

 二人の神様は、高天原から地上へつながる天浮橋(あめのうきはし)の上に立ってのう。天沼矛(あめのぬぼこ)っちゅう大きな槍(やり)の先で、どろどろの下界をかき混ぜたんじゃ。

「こおろ、こおろ!」

 神様がそねえに言うてかき混ぜたら、そのたんびに大きな音が響き渡ってのう。「こおろ!」いうなあ、「固まれ!」いうこっちゃが、そのうちにでえれえねぼうなってきたんじゃ。

 そこで二人が天沼矛(あめのぬぼこ)をすうっと引き上げたらのう、槍の先からぽたぽたっとしずくが落ちたんじゃ。そのしずくはみるみるうちに固まって、島になったんで。

 ひとりでに固まったんで「おのころ島」じゃ。「おの」は「おのずから」、「ころ」は「固まる」じゃな。

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 二人は、おのころ島へ降りて行ってのう、立派な御殿を建て、二人だけの結婚式をあげたんじゃ。ありゃっ、人間でいやあ、この神様は男と女じゃな。

 最初に生まれたなあ淡路島(あわじしま)じゃ。せえから、四国や九州、本州のぎょうさんの島が生まれたんじゃ。たとえば、岡山の児島がそうじゃ。隠岐の島もそうじゃ。

 この島を治める神様を生まにゃあおえんし、石や土の神様、家の神様、風の神様、川や海の神様、山の神様など、イザナミは次から次へと神様を生んだんじゃ。

 そねえなときにてえへんな(大変な)ことが起きてのう。火の神様を生んだとき、イザナミは大やけどをしたんじゃ。せえのに(それなのに)、イザナミは、粘土の神様や水の神様、鉱山の神様などを生み続けたんじゃ。

 無理をしたイザナミの体はみるみる弱ってしもうてのう。イザナギが懸命に看病したんじゃけど、イザナミはとうとう亡くなってしもうたんじゃ。

「愛するおまえの命は子どもの命とひき替えになってしもうた!」

 イザナギは、イザナミの亡骸(なきがら)にとりすがって、涙を流して泣いてのう。出雲(いずも)の国と伯耆(ほうき)の国の境にある比婆山(ひばやま)に葬ったんじゃ。

 せえでも、イザナギは、妻に大やけどを負わせた火の神をどうしても許せんいうて、剣(つるぎ)で斬り殺してしもうたんじゃと。ありゃりゃ、こりゃあ、自分の子どもじゃねえか。どうしたんなら。

 イザナギは、しばらくは一人で悲しんどったんじゃけど、妻が恋しゅうてかなわんようになってのう。せえで、妻を迎えに死者の国へ行こうと思い立ったんじゃ。死者の国は「黄泉(よみ)の国」いうて、深い地の底にあるんじゃけど、けえからそけえ行くんじゃ。

 *

 「国造り」の話いうても、何かしら子ども向けのようじゃな。いんにゃ、おとなでも初めて聞く話のような気がするがな。

「淡路島が一番にできたんで」

 姉妹縁組をしとる東浦町の人にこねえに言われたときにゃあ、何のことかさっぱりわからなんだんじゃが、こねえな国造りの伝説が元になっとったんじゃが。

 せえで、「黄泉の国」の続きは、また今度するけんな。

 *

 *

 

2009年4月 2日 (木)

対照的な声で一人二役の朗読劇に挑戦!

 山陽新聞カルチャープラザ本部教室の講座「朗読の基礎とステップアップ」の日です。今日は、醍醐桜(岡山県天然記念物:昭和47年12月指定)ゆかりの地で開催される「第2回 春 宵待ち朗読会」の本番さながらの総仕上げです。強弱、速さ、声量、間の取り方、感情表現など、最終チェックです。

 講座の受講生は、朗読館「Momo」を組織しています。そのメンバーが、4月14日(火)午後2時から真庭市関の鈴木邸で開催される朗読会に向けて、講師の中山美保先生(元RSKアナウンサー)の特訓を受けているのです。

 演目は、「寿限無」「おむすびころりん」「今も昔もお花見気分(稲垣栄洋)」「金子みすず」「明烏(藤沢周平)」「源氏物語」と多彩です。

 私は、朗読劇「おむすびころりん」に出演します。二人のおじいさんのセリフ役です。一人二役を演じることになっています。

 単にセリフ部分を読めばいいというものではありません。いいじいさまと悪いじさまを演じ分けなければならないのです。

 少々の声色を変えただけでは、メンバーは許してくださいません。いいじいさまと悪いじさまのお面をかぶって朗読してみたら、というアイデアが飛び出す始末です。

 そこで発憤しました。徹底的に工夫しました。声で勝負です。朗読なのですから。

 いいじいさまは、

さあて、ばあさまのこさえてくれた、むすびこくうべ

など、セリフが4ヶ所です。口を横に大きく広げて、明るい声でネイゼルボイス」を出しました。

 となりのじさまは、

ふーん、ええこときいた。おらだちもみやげもらわねばなんねな

など、8ヶ所です。口を極端にとがらせて、横柄な雰囲気でネイゼルボイス」です。

 途中、笑いが起こりました。

しめた!」

 思わず調子に乗りました。

「にゃあーご!」

 ネコの鳴き声の真似は、化け猫が出現したかのように大げさに声を張り上げました。

最高ですよ、竹内さん。いいおじいさんと悪いおじいさんが、それはもう、対照的に読み分けられていました

 講師の中山美保先生が笑みを浮かべて講評してくださいました。うれしかったです。

 自分の課題・懸案事項を突破したあとは気持ちがいいものです。駄目だったらお面をかぶろうとひそかに覚悟はしていたのですが、その必要はないと確信しました。

 実は、私なりの工夫があったのです。腹話術の発声法は平成7年ごろからちょいちょい使っていますのでもう十数年の経験がありますが、これを朗読に応用してみたのです。腹話術人形のおじいさんやおばあさんは「ネイゼルボイス」でしゃべっているのですが、この発声法に私なりの極端な表情と声色を加味して声づくりをしてみたのです。

 どうやら大ヒットのようです。

 平日ですので、地域のおとなの方々ばかりの集いになるはずです。大いに楽しんでいただこうと、張り切っています。