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2015年1月 2日 (金)

【正月の風習】床の間の正月飾りは様変わり…

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「今年こそはいい年に…」

 正月にゃあ、いつもそう思うんじゃ。新しい年にゃあ大きな期待を込めるんじゃ。こりゃあ、今に始まったことじゃあのうて、昔からそうじゃったらしいで。
 まずは床の間の正月飾りにゃあ、縁起物を盛り込んどるが。お三方(おさんぼう)に半紙を敷いて歳神様(としがみさま)にお供えする餅は、豊作の賜物じゃ。搗(つ)いて丸めたものじゃが、角(かど)がなくて「まるい」のが縁起。これを二重にして喜びを倍加させるのが肝心で、一個だけの餅では豊作感謝や縁起にゃあならんと、わしがこまいときに祖父が言よったんで。
 おっとっと、このお重ねの上にミカンを置いたら、ミカン農家になるつもりかって、父に皮肉を言われたことがあるのう。雑誌に載っていた写真を真似したんじゃけど、歳神様にゃあお重ね餅を直に見てもらわにゃあおえんのじゃと。これが我が家のしきたりじゃそうな。
 お重ね餅にゃあ必ず「年徳善神」(としとくぜんしん)のお札じゃ。こりゃあ師走にお寺さんが納めてつかあさったものじゃけど、大善神はこのお札を目指してやってくるんじゃと。わしのこまいときにゃあ「歳徳大善神」(としとくだいぜんしん)と書いてあったんじゃが、様変わりしとるがな。「歳」が「年」に代わり、「大」が抜けてしもうとるで。
 ありゃりゃ、お重ね餅の周りにゃあお飾りがいっぱいあるで。稲わらを左ないにしながら松、竹、梅を結わえ、輪にして〆るところが縁起ものじゃ。松のふぐりが実りを象徴しとるがな。難を転ずるナンテンの赤い実で平穏を招き、ユズで代々無事に家督を譲る縁起をかついどるんじゃ。
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 せえに、わが家の特徴なんじゃけど、お三方の手前に脇差を飾って歳神様をお守りすることになっとるんで。もちろんお正月に殺生なきよう、柄(つか)と鞘(さや)の間に半紙を巻いて鯉口が切れんようにしとるんじゃ。
 今はお三方の上で正月飾りをしとるんじゃが、二十年ほど前までは歳桶(としおけ)じゃったのう。実は桶のタガがはずれてしもうて、物置に放ったらかしにしとるんじゃ。直して使おうと思うんじゃけど、手が不器用になってしもうたんでどうにもならんぞよう。
 まあ、床の間の正月飾りは様変わりをしたんじゃけど、正月の縁起をかつぐ風習だけは継承されとるってこっちゃな。
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