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2013年8月14日 (水)

天下の奇祭「護法祭」が8月14日深夜に… ”ごおうさま”が両山寺の境内を裸足で

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「捕まったら死ぬぞ」

 そう言い伝えられている奇祭があります。毎年8月14日の深夜に行なわれる、両山寺(岡山県久米郡美咲町)の「護法祭」です。地元民はもっぱら「ごおうさま」と呼び習わしていますが、国選択無形民俗文化財、岡山県指定重要無形民俗文化財です。

 「ごおうさま」は二上山両山寺の神様(鎮守護法善神)です。ありゃりゃ、両山寺は”真言宗”のお寺なのにどうして? 実は、この守護神によって両山寺の仏法や伽藍安全が護られているそうです。まさに、神仏混淆(しんぶつこんこう)です。読経の中に「天照大神」(あまてらすおおみかみ)が登場する奇祭です。

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 建治元年(1275)7月のことですが、この両山寺の僧”定乗”(じょうじょう)は「護法」(ごほう)の託宣(たくせん)を得られたそうです。それ以来、毎年、護法の神「ごおうさま」(護法様)が上の写真のような”しで”(紙垂)を頭にかぶり、境内をお遊びになる奇祭「護法祭」が行われるようになりました。このお祭りのことも「ごおうさま」と呼び習わされ、今年で738回目を迎えています。

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 ありゃりゃ、お山にこもっておられた白装束の「ごおうさま」が降りてこられました。ホラ貝や太鼓、掛け声で囃し立てられ、足元はふらついています。上の写真はその後ろ姿です。一週間のおこもりだったようです。

 深夜午前0時、読経が始まります。そして、ホラ貝や太鼓などの大音響で気が動転してしまいそうな雰囲気になるのですが、両山寺の本堂内では「ごおうさま」がぐるぐるとお遊びを始めます。

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 午前0時半、ついに「ごおうさま」が本堂から飛び出しました。頭には「しで」をかぶり、黒装束に着替えています。護衛に付き添われ、鉢巻姿の子どもが後を追って、境内のお遊びです。

 「ごおうさま」に近づかれた参拝者は後ずさりしたり逃げたりします。もしも捕まえられたら「死んでしまう」と言い伝えられているからです。過去には捕まった人が事故死された事例があるそうです。

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 ありゃりゃ、「ごおうさま」は裸足です。それなのに境内を走り回っているのです。

「歳をかんがえにゃあおえんで」

 周囲の人からそう言われている「ごおうさま」は今年76~77歳だそうです。もう交替だと本人は申し出されておられるのですが、後継者ができなかったので今年もやらざるを得なかったとか。

 その「ごおうさま」は、5分ほど走り回ったら道中の石に腰掛けて一息入れておられるんですが、30分経っても40分経っても走り続けておられます。

 ひえーっ、この超高齢者が?と驚きです。

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 よし、「ごおうさま」にゃあ負けりゃあせんぞと、何故かしら力が湧いてくるひとときでした。そりゃあ、”おないどし”(同じ歳)じゃもん。

 *

 

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