幻の「津山城天守」(岡山県津山市)復元! 実在の天守台の上に5層の模擬天守が…
地元の人も驚いているんですが、津山城跡・鶴山公園(岡山県津山市山下)に5層の天守が出現しました。冒頭写真は津山第一駐車場からの遠望ですが、実在する天守台の上に”天守”が建てられたのです。
実はこの天守は”張りぼて”です。美作国(みまさかのくに)建国1300年記念事業として、津山商工会議所などが5層の外観を復元しました。高さ9m、縦横10mで、本物の2分の1サイズです。天守台を加えた高さは15mにもなります。
上の写真は津山文化センター下の椿高下交差点からの遠望ですが、何とこの模擬天守は”発泡スチロール”で作られています。市民ボランティア300人の方々が、古地図を基にして精巧に再現したのです。
津山城は、初代藩主森忠政(上の写真の人物)が慶長9年(1604)から10年以上の歳月をかけて築いたものです。その城は明治政府の廃城令によって取り壊されていました。
そして、140年の時を経て、天守台の上に「模擬天守」が出現したのです。上の写真は、吉井川の対岸(右岸)からの遠望ですが、平成17年(2005)にすでに再建されている「備中櫓」とよく調和しています。
ありゃりゃ、この模擬天守は”幻”(まぼろし)です。「今こそわっしょい!津山城」と意気込んで5層の機能美を復活させたのですが、設置期間は8月2日から18日までなのです。
いや、この潜在エネルギーは、本格的な天守復活へつながること間違いなしですよ。
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