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2012年12月30日 (日)

お正月の”お札”(おふだ)はどこにどう飾ったらいい? お寺さんから戴いたのに「歳徳さま」(お正月の神さま)に飾るなんてどういうこと?

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 お正月の準備に大わらわです。今日は12月30日です。「つごもり」です。

 「三十日」のことを「つごもり」と言います。『広辞苑』によりますと、「ツキゴモリ」(月隠)の略です。

 月の光が隠れて見えなくなること、また、その頃のことを呼んでいたそうです。月の最終日です。えっ、ああ、もちろん、太陰暦を使っていた頃に生まれたことばです。

 「三十一日」は「おおつごもり」です。「大晦日」(おおみそか)です。この日に門松などを飾りつけることを「一夜飾り」といって忌むべきこととされています。だからといって省略するわけにもいかず、忙しいもんですよ。

 お寺のお坊さんが檀家めぐりに駆け巡るのが「師走」(しわす)じゃないかと、12月28日のブログに書きました。お正月の「お札」(おふだ)を持って駆け巡り、檀家からお布施(おふせ)を戴くのです。

 下のカット写真がその「お札」です。お寺さんから戴きましたので、とりあえずは仏壇にお供えしています。でも、「お札」をよく見ると、「神」の文字が気になります。

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 この「お札」はどこにどう飾ったらいいのでしょうか。おまつり(お祀り)すればいいのでしょうか。

◆「年徳善神」

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 あれれ、漢字の使い方や言い方が変わったのでしょうか。私の子どもの頃からの記憶では「歳徳大善神」(としとくだいぜんしん)でした。お正月の神さまです。「歳徳さま」(としとくさま)です。

 「歳徳大善神」という表記が、「年徳」に表記替えになり、「大」を省略してスリムになられているようです。

 このお札は、床の間の「お重ね餅飾り」に付けておまつります。以前は「歳桶」(としおけ)に飾っておまつりしていたのですが、今では様変わりしています。

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 上の写真はわが家の「歳桶(としおけ)飾り」(昭和50年頃)です。制作者はもちろん私です。お供え餅はこの桶の中に収めてあります。お札の文字は「歳徳大善神」となっています。

◆「蘇民将来守」

 このお札は、玄関のお飾りにつけておまつりします。

 あれれ、私の記憶では、以前は「蘇民将来子孫」(そみんしょうらいしそん)だったんですがね。

◆「水神守」

 このお札は、台所の水道の元へおまつりします。今では主婦がしかるべき場所にのり付けをしているようです。

 水道敷設以前は台所の”水がめ”の上方に「水神さま」がありましたので、ここにおまつりをしていました。この水がめの水は池から運んで汲み置くのですが、その役割はすべて子どもでした。当時はそうせざるを得ない生活だったんですな。

 *

 あれれ、「お札」はすべて、神さまに?

 「歳徳さま」は神さまです。

 「蘇民将来守」は「?」。

 「水神さま」はもちろん神さまです。

 それなのに、お寺のお坊さんが「お札」を檀家に授けるとはこれ如何に? 不思議ですねえ。

 明治の初めに「神仏」は分離することになりました。それまでは、日本固有の神の信仰と仏教の信仰とが折衷し、融合調和していました。その神仏混淆・神仏習合の風習は奈良時代に始まったそうですが、それが神仏分離の今になっても、正月行事にだけは残っているってことなんでしょうね。

 へえーっ! これが風習ってもんなんですなあ。

 *

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