「新年祝賀之儀」で平成24年が幕開け! 竹内家伝統の行事・儀式で家族の”絆”が…
”若歳さま”をお迎えして、今年も我が家の「新年祝賀之儀」を行いました。代々続いている、正月の伝統行事・儀式です。
正月の床飾りの前で、家族が大座卓を囲んで着座しました。
静かな刻(とき)が流れます。
祖父さん(昔流にいえば”家長”)が口上を述べます。
「ただ今から、竹内家の新年祝賀之儀を執り行います」
すると、長男が神拜して、”お三方”(おさんぼう)を下げてきます。三方には、つるし柿やみかんが盛られています。
祖父さんはその”三方”を両手で捧げながら、新年の辞を述べます。
「新しい年、平成24年、2012年、壬辰(みずのえたつ)、辰年を迎えました。里穂ちゃんは”年女”(としおんな)ですね。家族にとって、今年一年が、希望に満ちた輝かしい年でありますように祈ります。あけましておめでとうございます」
すると、家族一同が、「あけましておめでとうございます」と呼応します。
祖父さんは、つるし柿とみかんを受け皿にとります。そして、息子(長男)へお三方を渡します。
三世代家族は次々と「お三方」を受け取っては「あけましておめでとうございます」と述べ、ほかの者が一斉に「あけましておめでとうございます」と応じるのです。
順番の差はありますが、所作口上は、老若男女、すべて同じです。違いはありません。
同じことの繰り返しのようですが、この儀式を通じて、我が家の”絆”は正月早々から固く結ばれるのです。
《カゲの声》
私の祖父が子ども時分から「祝賀之儀」をやっていたと述懐していました。明治の初めですから、それ以上の歴史があるんでしょうね。
私が生まれてからでも七十数年が経っています。今とほとんど同じです。
それが未だに続いているんです。
変わっていることといえば、…
0大座卓を囲むようになったこと。
0人が入れ替わったこと。
0少し簡略化されたこと。
この三つでしょうかね。
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