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2010年1月30日 (土)

「上手:かみて」と「下手:しもて」があるからこそ落語に臨場感! 「右」と「左」のルールです

「こんちゃー、こんちゃー。和尚さんいらっしゃいますかー」

「はいはい、どなた。おお、これは八五郎さんじゃーありませんか。おめずらしい、まま、どうぞお上がりください。何か椿事(ちんじ)でも起こりましたかな」

「へ? いえ、あのー、鎮守様を怒っちゃ-いませんけど」

 いよいよ落語「寿限無」の伏線が始まります。赤ん坊の名前をつけるのに和尚さんの智恵をいただこうと、父親になった八五郎がお寺を訪れた場面です。

O621  八五郎が「こんちゃー、こんちゃー」と上手(かみて)30度に向かって声をかけます。顔を前に出して目を奥の方へ向ける感じです。

 すると和尚さんが「はいはい、どなた」と出て来るのですが、下手(しもて)30度に向かって声をかけます。

 このように上手30度と下手30度に顔をふるからこそ、臨場感が生まれます。これが落語という話芸の魅力でもあるのです。一人だけで複数の登場人物を演じ分けることができるのですね。

 殿様、武士、主人、大家、亭主、年長者、和尚などは、ほとんど上手の人物として演じます。

 家来、町人、女房、若輩者、与太郎、子どもなどの場合は下手の人物として演じます。

 初めのうちは、右!左!と極端に顔をふってしまいますが、見ている方は不自然に感じます。初心者は大きくふってしまいます。

「上下(かみしも)をふるのは、左30度、右30度くらい」

 師匠の世間亭廣加郎さん(噺の会じゅげむ岡山支店)は実演しながら稽古をつけてくださいます。

「プロになるとふってないように見えますがねえ」

 あ、なるほど。そういえば噺家の皆さんは自然のままにおしゃべりをしている感じです。

 ほんのちょっとした「上下:かみしも」だけで登場人物に臨場感が生まれるって不思議ですね。

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